こんにちは。歯科医師の丸山です。 今回は唾液についてお話をしたいと思います。 たかが唾液と思っている方もいるかもしれませんが いい効果がたくさんあります。 @抗菌作用 口腔内細菌の発育を抑制・殺菌してくれます A自浄作用 食物や細菌、異物を洗い流してくれる作用があります。 B消化作用 唾液成分のアミラーゼによるデンプン分解作用があります。 C粘膜保護作用 唾液成分のムチンによって粘膜を刺激から保護します。 D緩衝作用 飲食によって酸性に傾いた口腔内を中性に戻します。 E潤滑作用 唾液によって潤うことで咀嚼、嚥下、発声をしやすくする。 という作用があります。
年齢とともに安静時唾液(普通の状態にしている時の唾液)の分泌は減っていく傾向にあり、 服用薬の副作用により、さらに減ってしまう可能性もあります。 刺激時唾液(噛んだときにでる唾液)はよく噛むことで分泌を促すことが出来ます。
食事をよく噛むには歯が必要なのはご存知の方も多いと思いますが、唾液の役割も大切です。
食事はしっかり噛んで食べるように心がけましょう。 |
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